一途なカラダ。
「若菜?」
「あ、う、うん。
そう、そうなんだ!
だけどもう、大丈夫だよ。」
「そう?」
お母さんはあたしのおでこに手を当てて、上目遣いでその手を見る。
「まだ、少し熱があるみたいだけど…。
顔もまだうっすらと赤いし。
本当に大丈夫?」
「大丈夫だって!
もう、心配性だなぁ。」
顔が赤いのも少し熱っぽいのも、体調が悪いからじゃない。
「なら、いいけど…。
次先生が来たときにちゃんとお礼言うのよ?」
ドキッ
「あ、あたし、シャワー浴びてくるね!」
「え、ちょっ、若菜!?」
バタン
"シャワー浴びて大丈夫なの!?"
ドア越しにお母さんの声が聞こえたけどお構いなしに着替えを取りに行き、浴室まで走った。
少しでも早く体を洗いたかったから。
シャアアアア
一旦全身に熱いお湯を被り、"ゴシッ!"と音が鳴るぐらい強く体を擦った。
何度も何度も。
あいつが触った所全て。
少しでもキレイになるように。
「あ、う、うん。
そう、そうなんだ!
だけどもう、大丈夫だよ。」
「そう?」
お母さんはあたしのおでこに手を当てて、上目遣いでその手を見る。
「まだ、少し熱があるみたいだけど…。
顔もまだうっすらと赤いし。
本当に大丈夫?」
「大丈夫だって!
もう、心配性だなぁ。」
顔が赤いのも少し熱っぽいのも、体調が悪いからじゃない。
「なら、いいけど…。
次先生が来たときにちゃんとお礼言うのよ?」
ドキッ
「あ、あたし、シャワー浴びてくるね!」
「え、ちょっ、若菜!?」
バタン
"シャワー浴びて大丈夫なの!?"
ドア越しにお母さんの声が聞こえたけどお構いなしに着替えを取りに行き、浴室まで走った。
少しでも早く体を洗いたかったから。
シャアアアア
一旦全身に熱いお湯を被り、"ゴシッ!"と音が鳴るぐらい強く体を擦った。
何度も何度も。
あいつが触った所全て。
少しでもキレイになるように。