もっと腐ってもいいんじゃない?
∽第三章∽ 幼少期
小学生の小さな、いじめは、優しい友達に出会えた事と…
その後の学校生活で、多分、傷は治ったのかもしれない。
分からないけど、そう感じていた。
学校があんなにも、楽しくなるとは、私にとっては、全く予想外の出来事だった。
いつも、笑っていられる日々が夢のようだった。
でも、そのうち家族が嫌になり始めていた。
転校と同時に、家が変わった。
今までとは、比べ物にならない位に。
貧乏だった私には、お城のように思えた。