僕の日常を探して
「・・・うっ・・あ・・・?」
外はもう明るかった

どうやら、叫び疲れて寝ていた
ようだ

(よかった、と言っていいのか
 わからないがさっきのことは
 覚えているみたいだ)

――― ガラガラガラ・・・―――

一人、ベッドで横になり目を
閉じて、ぼぅっとしていると
部屋の扉の、開く音がした

「きら兄ぃ?・・・まだ、目
 覚めてないの?もう、起き
 ないの・・・?ねぇ、きら
 兄ぃ!!」

扉から、まだ幼い女の子が
入ってきて、

その女の子は、オレのことを
「兄」と呼んだ

「きら」という名前とともに…


< 5 / 16 >

この作品をシェア

pagetop