髪少女





次の日。




いつも欠かさず出ていた朝練も、休んでしまった。




夕菜やみんなと、合わせる顔がなかった。




重い足取りで教室へ向かう。





―ガラッ





教室のドアを開けた途端、みんなの視線が一気に私に集中した。




中でもバスケ部の子たちは…睨み気味で。




夕菜まで睨んでる。




嫌な予感はしていたんだ。





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