春夏秋冬


いつきの家に行きチャイムを押すといつきが出て来て、優の姿を見た瞬間、驚いたように目を丸くした。
「優ちゃん!?どうしたの?今日は桜さんとデートじゃなかったの?」
優はデートの事は口にせず、いつきの頭にポンッと手を置く。
「いつき、最近元気なかったろ?それでちょっと気になってね」
「優ちゃん…」
いつきの目にうっすら涙が浮かぶ。
やはり何かあったな。
「何かあったんでしょ?何でも聞くから話してよ」
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