春夏秋冬
「優ちゃん…!」
我慢出来なくなったいつきは優に抱き着いてきて、声を上げて泣いた。
優はいつきを優しく抱きしめ、背中をポンポンと叩く。
「昔言ったよな…。いつきが不安で寂しい時は、いつでも側にいるって。だからお前は我慢なんかしなくていいんだよ」
「優ちゃん…ありがとう」
それからいつきが泣き止むまで優は抱きしめた。
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