春夏秋冬
五分ほど泣き、いつきが落ち着いてから部屋に入った。
いつきはコーヒーを持って来てから話しだす。
「最近ね、寂しかったんだ…。綾さんは仕事で忙しくて会えなくて、優ちゃんには桜さんと過ごしてほしいから、言えなくて…」
「そんなの気にすんなよ」
「だって、私は昔から優ちゃんに甘えてばかりで、優ちゃんは優しいからこんな私を受け止めてくれて…何か悪いなって思って…」
それを聞いて優はつい笑ってしまった。
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