春夏秋冬
少なくとも綾さんもいつきの事を気にしてたのか?それとも、わざわざそんな事を言いに来たと思っているのか?
だがそんな事気にせず優は話す。
「仕事が忙しいのは分かってるので、一日時間を空けてくれとは言いません。ただメールや電話だけでもいいんです。それだけであいつは満足すると思うから」
「いつきに頼まれたの?」
「いいえ。私の意思で来ました。いつきは、綾さんは大変だから迷惑をかけたくないって我慢してます。柄にもなく私にまで」
だからこんなにも心配してしまう。
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