春夏秋冬
「綾さん言いましたよね…私なら桜さんを救えるかもしれないって…。私はその言葉を信じて桜さんを守るって決意した。なのに仕方ない?ふざけんなよ…。それに、本部にいた頃の桜さんには自由がなかったんでしょう?そんな生活から桜さんを救いたくて日本に呼び戻したんじゃないのか…なのに…その自由をまた奪うつもりか!?」
怒りに任せて綾さんの胸倉を掴んだ瞬間、逆に綾さんに胸倉を掴まれそのまま床に押し倒された。頭がズキンと痛む。
「綾!?」
早紀さんが制止の声を上げるが、そんなもの二人の耳には聞こえてない。
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