春夏秋冬
鼻が触れそうなほど綾さんは顔を近付けてきて、聞いた事もない低い声を出す。
「桜を守る?あんたこそふざけてんじゃないわよ。守る決意をしたって言ってたけど、この間あんたは桜に怯えたでしょう」
桜さんがパニックを起こした日。
「本当に守りたいと思うならパニックを起こした桜に怯えもせず止めに行った。でもあんたは動けなかった…。けど桜が離れようとしたらまた怖くなって、それを隠す為に声を張り上げる。声張るぐらい誰でも出来んのよ、クソガキ」
「……」
「桜を守る?あんたこそふざけてんじゃないわよ。守る決意をしたって言ってたけど、この間あんたは桜に怯えたでしょう」
桜さんがパニックを起こした日。
「本当に守りたいと思うならパニックを起こした桜に怯えもせず止めに行った。でもあんたは動けなかった…。けど桜が離れようとしたらまた怖くなって、それを隠す為に声を張り上げる。声張るぐらい誰でも出来んのよ、クソガキ」
「……」