春夏秋冬
「何だお前ら?人の彼女に何か用?」
睨みを利かせると、男達は急によそよそしくなり、
「あ、いや別に…。じゃあ俺達も用事があるんで失礼します」
「だから言っただろ、絶対に彼氏がいるって」
「お前が声かけようって言ったんだろ」
ブツブツ言いながら男達はどこかに消えて行く。どうやら今回も優の作戦は成功したようだ。それにしても、あんな簡単に引き下がるなんて最近の男子は大丈夫か?
そして優は桜さんに向いた。
< 25 / 148 >

この作品をシェア

pagetop