春夏秋冬
数分ほど考え覚悟が決まったのか、桜さんはそっと手を伸ばし優の手を握った。握った後もしばらくじっとしていたが、やがて息を吐いて桜さんは落ち着いた。
それを確認し優は桜さんの手を引いて歩き出す。
「じゃ、帰りましょう」
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