春夏秋冬
後の事を考えてしまい、助けてと叫ぶ事が出来なかった桜さん。美佐さんが言った通り、美佐さん達に助けを求めればきっと何とかしてくれたはず。だが美佐さん達の事も考えてしまい声を上げる事が出来ず、一人で我慢し一人で戦ってきた。
それはただの我慢で乗り切れるものではないはず。毎日が地獄だったろう。そしてそんな桜さんを見ていた綾さん達も…。
「その先輩が最後の爆弾となり桜は人間を嫌い、会社に入社してからも日本を離れて本部へ行き、幹部になってからは仕事に追われ自由も無く、人との関わりを完全に断ち切った」
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