春夏秋冬


自分の誕生日。
色んな人に感謝する日だが、感謝する日を忘れてしまうほど仕事をし、誕生日も私生活も全て忘れようとしている桜。
数年前の自分に戻ろうとしていた。
「お疲れ様」
今日も朝日が昇る頃まで仕事をし、一緒に残っていた綾に送ってもらった。
綾の仕事は朝までやらなくても終わる量だが、最近は桜の事を心配して最後まで一緒に残ってくれる。
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