春夏秋冬
「桜さん…。この間、綾さん達に桜さんの過去を聞きました。それ聞いて私、もっと桜さんに笑ってほしいって思ったんです」
私が望む未来、それは…大切な桜さんと並んで歩いて行く事。
優は立ち上がり、桜さんを見つめた。
「正直に言います。私、桜さんの事好きです。本気でお付き合いしたいと思ってます」
「でも私は――」
桜さんが言う前に優が口を開く。
早く伝えなければ、また私の悪い癖が出る。
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