オオカミ少年。
彼氏とはマンネリだから?

スリル感じたいのは
むしろあたしのほう??


正直、
ちょっと嬉しく思う自分がいて。

心が揺れて、
彼を諭す言葉が見つからない。

「…本気なのはわかった。
だけど、
あたしはあなたに
何もしてあげられない…

だから、
なるべく早く諦めて」

そう言って、
彼を残して教室を出た。


不覚にも
動揺してしまって、

彼の顔が
頭から離れない…
< 20 / 27 >

この作品をシェア

pagetop