俺のワケアリ彼女



俺は涼の浮輪を引っ張って浅瀬まできた。




海からあがると綺麗な貝殻を見つけた。




「涼、この貝殻綺麗だろ」




薄ピンクの貝殻を拾って涼に見せると目を輝かせた。




「・・・きれぃ・・・」




「涼にやるよ」




ポトっと涼の手の平に置く。




涼はふにゃっと笑う。




「ありがとう・・・・いっちゃん・・・」




嬉しそうに貝殻を見つめる涼。




それからパラソルの中で寝ている紅を起こして旅館にいった。




「疲れたー!」




和室にしかれた布団にダイブする紅。




疲れたのはこっちだ。




紅の大荷物をおろした。




布団は縦に三枚ならんでる。




紅ははじの布団にいる。




涼もはじの布団を珍しそうにぐちゃぐちゃにしはじめた。




俺真ん中・・・?;



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