俺のワケアリ彼女
「・・・変わらない変わらない、眠いなら早く寝ろよ?」
そう言って酔った紅のいる部屋にもどる。
「壱、遅ーーいぃ」
「飲みすぎだろ・・・」
空いた缶の数に俺は目をやる。
「なによぉ、文句あんの?」
俺は紅をスルーした。
日付が変わる頃、俺はつぶれた紅を布団まで運んだ。
外は風が強くて窓がガタガタいってる。
ふと涼の布団を見ると、微かに揺れてる。
見間違い?
俺も布団に入った。
「ぃっちゃん・・・」
涼が起きてた。
「目ぇ覚ましたか?」
涼はフルフルと首を横にふる。
「ガタガタ・・・いや・・・・」