俺のワケアリ彼女



「いっちゃん・・・」




「ん?」




いきなり涼が話しかけてきた。




寝ぼけながら聞く。




「いっちゃんは・・・涼よ・・・・・・ぃ・・・・?」




あぁダメだ。




眠い。




涼の声を聞きとれなくてそのまま眠りについた俺。








「壱!!!!」




次の日、紅の怒鳴り声で目が覚めた。




「んだょ・・・」




もう少し寝かせてくれよ・・・。




「涼ちゃんがいないんだけど!!!!」




・・・・・・。




「はっ!!!!???」




俺は慌てて隣を見るけど、確かに涼の布団はもぬけの殻だ。




・・・。




どこ行った・・・・!!???



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