俺のワケアリ彼女



こんなに、嫌われたくないなんて思った人はいないのに・・・・。




涼はいつも役に立たない・・・・。




先生の迷惑になることばっかり・・・・。




「・・・・っぇぇ・・・」




両手で涙を拭う。




ヒンヤリとする床に水滴がつく。




涼の1番は先生なのに。




先生を涼は喜ばせられない・・・。










「・・・」




ふわりと暖かい。




誰・・・・?




重たい瞼を無理矢理開けた。




「・・・・」




タオルがかかっていた。




先生・・・・。




先生は涼を見て止まる。




「せ、先生・・・」




先生のズボンの端を掴む。



< 128 / 363 >

この作品をシェア

pagetop