俺のワケアリ彼女
こんなに、嫌われたくないなんて思った人はいないのに・・・・。
涼はいつも役に立たない・・・・。
先生の迷惑になることばっかり・・・・。
「・・・・っぇぇ・・・」
両手で涙を拭う。
ヒンヤリとする床に水滴がつく。
涼の1番は先生なのに。
先生を涼は喜ばせられない・・・。
「・・・」
ふわりと暖かい。
誰・・・・?
重たい瞼を無理矢理開けた。
「・・・・」
タオルがかかっていた。
先生・・・・。
先生は涼を見て止まる。
「せ、先生・・・」
先生のズボンの端を掴む。