俺のワケアリ彼女



夏休みも終わったばっかりで、涼はどこも変わらない。




少し大人しいだけ。




少しだけ。




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夏が通り過ぎて秋の肌寒さを感じるころ。




涼の様子が明らかに変だ。




俺とは会話をしなくなって、孝と楽しそうに会話をしている。




・・・・。




ものすごくイラツク。




「涼・・・」




「・・・・」




涼に話しかけても無言で逃げ出そうとする。




気にいらない。




孝絡みってことは目に見えてわかってるのに、涼から聞き出すことができない。



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