俺のワケアリ彼女
先生・・・・。
「助けに来てくれないんでしょ?壱は、」
クスクスと笑う孝先生。
そうだ・・・・。
先生・・・・助けにこない・・・・。
先生の言うことが正しかったんだ・・・・。
先生・・・。
涼の好きは先生。
「せ・・・んせ・・・・」
怖くて涙が出てきた。
しばらくすると見覚えのある家。
・・・嫌・・・・。
家の前にはお父さんとおじさん・・・・。
もう会いたくなかった。
車を止めた孝先生。
「あ、そうだ。前に涼ちゃんを転ばせた女は壱の彼女だったひとだよ・・・・」
・・・・。
彼女・・・・。