俺のワケアリ彼女



「・・・・ゃ・・・・ゃ・・・だ・・・」




おじさんはグリグリと貝殻を更に潰す。




「・・・・やめてっ!!!」




「うるせぇよ!」




お父さんに蹴られた。




「・・・っ・・・・ひく・・・・・・・・」




涼はただ泣くしかできない。




おじさんが足を退かすと、粉々になった貝殻があった。




「・・・・・・・」




先生との思い出が崩された感じがした。




お父さんとおじさんは部屋をでていった。




「・・・せ・・・んせ・・・・」




先生に会いたい。




先生のそばにいたい。




涼は先生の1番じゃなくていいから・・・・。




もう先生のこと怒らせないから・・・・。



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