俺のワケアリ彼女



・・・・・ぇ・・・・。




孝先生のほうを向くと笑顔で携帯を持っていた。




「驚いた?壱に昨日話し聞いたら、まさかの返答だったから・・・・録音したんだ」




もう一回流す孝先生。




・・・・・。




でも涼にはもう何も聞こえなかった。




さっきの先生の声だった。




先生も・・・・涼嫌い・・・・。




前に嫌いじゃないって言ってくれたのも・・・・、




嘘・・・・なの・・・・?




涼みたいな・・・・女・・・先生嫌い・・・・。




嫌い。




嫌い。




嫌い・・・・・・。




パシン。




頬に軽い痛み。




「涼ちゃん、かえってきた?」




孝先生が涼の頬を叩いた。



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