俺のワケアリ彼女



涼をこんなにしたのは俺のせいでもあるから。




「涼・・・・」




小さな声で名前を呼んだ。




すると、握っていた涼の手がピクリと動いた。





「・・・涼・・・・?」




涼がゆっくり目を開けた。




「・・・・」




「涼・・・・!」




俺が涼を呼ぶと涼は驚いたように俺を見た。




「・・・・せ・・・・んせ・・・・・・・な・・・ん・・・で・・・・」




涼は俺を見ると少し悲しい顔をした。




「・・・先生・・・・涼・・・・嫌いじゃ・・・・」




泣きそうな涼を寝かせる。




「今はもう少し寝て」




ベッドに寝かせると涼は俺の手から手を抜かした。




「・・・」



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