俺のワケアリ彼女
涼のその行動がすごくショックだった。
それから涼が起きたのは次の日・・・。
俺がコーヒーを買って病室に戻ったら涼が起き上がってポケッとしていた。
涼は自分の手首を見ると、包帯をとって、傷口をあけようとしていた。
「涼、やめろっ・・・・!」
俺が涼をとめる。
「・・・せん・・・せ・・・・?」
涼は俺を驚いたように見た。
すると涼の目が揺れて涙が零れだした。
「・・・先生・・・涼・・・嫌いな・・・のに・・・・なんで・・・・」
・・・・は・・・・?
俺が涼嫌い?
「・・・誰から聞いた?」
涼は震える声で言った。
「孝先生が・・・携帯に・・・録音して・・・」