俺のワケアリ彼女



なんで俺には笑ってくれない?




それがずっと心に引っ掛かっていた。




そんな日の夕食の時に俺が話した。




「涼、最近楽しそうだな」




「・・・うん・・・・」




「俺なんかより同じクラスの奴と住むほうがいいんじゃねぇか?」




すると、涼の橋を持つ手が少し震えた。




涼が首を横にふる。




そのうちに涼が両手で顔を覆った。




肩が少し震えてる。




「・・・涼・・・・?」




俺が呼ぶと涼が言った。




「・・・先生・・・・やっぱり涼・・・・嫌いなんだ・・・・・一緒いたくないんだ・・・・」




「・・・・涼・・・ごめ・・・そんなつもりじゃ・・・」




涼がひとりで呟く。




「・・・・涼なんか・・・・あの時・・・死んじゃえばよかったのに・・・」



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