俺のワケアリ彼女
それから数日後の昼休み。
顔色の悪い涼が俺のところにやってきた。
結局俺は明日と言っておいてまだ涼と話しをしないでいた。
「・・・涼・・・具合悪ぃから・・・帰ります・・・」
力無くそう言う涼。
「・・・あぁ、気をつけて帰れよ・・・・」
涼にそう言うと涼は職員室を出ていく。
「・・・・はぁ・・・」
大丈夫か・・・?
・・・・あいつ・・・。
ため息をした俺の髪を思いっきり引っ張る奴がいた。
「紅・・・・!」
紅は孝のこと以来会うのは久しぶりだった。
「この前は助けてくれてありがとう。・・・で・・・なんで涼ちゃんあんなに追い詰めてるのよ・・・・!!」