俺のワケアリ彼女
泣き止んだ涼にプリンと飲み物を渡した。
「頭痛いか?」
頷く涼。
あんだけ泣けばな・・・・。
「それ食べてゆっくり寝とけ」
俺が立ち上がると、涼が俺の服を掴んだ。
「・・・・涼?何?」
「・・・ぃ・・・行っちゃやだ・・・」
プリンを手に持ったまま涼が言った。
・・・・。
ただ何も考えてなかったのに、俺は涼の頭を撫でてまたベッドに座っていた。
涼は少し顔を赤くして下を向いていた。
「・・・」
何をするわけでもなくて、涼の近くにいるだけ。
涼はプリンを時間をかけて食べると、目をこすりだした。
眠いのか・・・・?