俺のワケアリ彼女
「いただきます」
涼が両手をあわせた。
小動物みたいにモクモクと食べる。
食べる量は少しなのに・・・。
涼はピーマンが嫌い。
いつも避けて食べてる。
「涼、ピーマン食べろ」
「苦いょ、ピーマン」
「栄養たくさんなんだぞ」
涼は嫌々と首を横にふる。
「・・・・」
たく・・・・、
お子ちゃま・・・・。
「ピーマン食べないと明日ケーキ無しにするぞ」
すると涼は橋を伸ばしてピーマンを掴んだ。
パクンとピーマンを口の中に入れた。
もぐもぐと口を動かす涼。
ピーマンを飲み込むと涼はお茶を飲む。