俺のワケアリ彼女



「なんで授業サボった?」




「・・・きゃっ・・・!?」




先生が怖くて後ずさりしていたら転んだ。




「授業中どこいた?」




「・・・・・・」




何も言えない・・・・。




こんなんじゃ誤解されちゃぅ。




でも・・・先生に言ったら・・・先生が困るょ・・・。




「俺に言えないわけ?」




「・・・」




黙り込んでいたら、先生はため息をして歩きだした。




「・・・先生・・・やだ・・・行かないで・・・」




先生に聞こえなかったみたいで・・・先生は歩いて教室をでていった。




「・・・うぇ・・・」




ガタ・・・。




「涼・・・いた・・・」




裕也くんが近づいてきた。




「・・・なんで泣いて・・・」




「・・・」




涼は何も言わないで鞄を持って走った。



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