俺のワケアリ彼女



「・・・なんて、な・・・って涼・・・?!」




ボロボロ涙が出てきた。




冗談でも言ってほしくなかった。




不安なのに。




先生は平気なの・・・・?




「・・・涼・・・ごめん」




頭を撫でてくれる。




「壱せんせーーー!!」




廊下の遠いところから先生を探す声がする。




・・・。




「・・・見られるとヤバいから俺行くな?」




そう言って先生は階段をおりていった。




先生は今日で何個チョコレートをもらったのかな。




板チョコなんてあげられないよ・・・。



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