俺のワケアリ彼女



・・・。




「・・・・紅ちゃん・・・・?」




そんな事を言っていたら涼が起きてきた。




「・・・先生・・・・?」




「・・・鞄、」




「・・・ぁ・・・・もう放課後か・・・・」




トテトテと歩いてくる涼。




「・・・」




俺は涼の腕を掴んだ。




「帰んぞ」




「・・・ぇ・・・?せ、先生・・・・?」




こんな涼ひとりに出来るか!




てか俺が嫌だ。




「先生、涼は大丈夫だょ?」




見え見えの嘘をつく涼の言葉を無視して車に乗り込んだ。




「・・・先生・・・・涼に怒ってる・・・?」




怒ってるんじゃなくてムカついてる!!




だいたい我慢ってなんなんだよ・・・・、俺に言えばいーだろ!



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