俺のワケアリ彼女



そう笑って、準備室をでていった。




涼は少ししてから保健室に向かう。




「紅ちゃん」




保健室を開けたら、紅ちゃんが携帯をいじっていた。




勤務中だけどいいのかな?




「涼ちゃん、どっか悪いの?」




「違うよ、先生に行けって言われたから」




そしたら紅ちゃんが笑って少し呆れたように言う。




「本当、壱って涼ちゃん中毒。」




・・・先生が・・・?




「涼ちゃんも先生と一緒だと幸せそうだし」




"壱が幸せになるのはなんかムカツクけど、涼ちゃんだからいいかー"、なんて紅ちゃんが言ってた。




それから紅ちゃんと色んな話しをしてた。




鐘が鳴って保健室から出ようとした時に保健室のドアが開いた。



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