俺のワケアリ彼女



息を切らした裕也くんがいた。




その後から先生も。




「・・・裕也くん・・・?」




「涼、ごめん俺・・・・涼に酷いことしてた」




裕也くんが謝りだす。




先生も保健室に入ってドアを閉めた。




「・・・涼が追い詰められてるの気がつかなくて・・・・本当ごめん」




・・・・裕也くん・・・・。




裕也くんが頭を下げる。




「裕也くん・・・もういいよ・・・」




「涼・・・・」




裕也くんが頭をあげる。




「裕也くん、涼ね、親に痛いことたくさんされて、いつも悪いのは涼って思ってたの」




自然と裕也くんに話してた。




でも、裕也くんに知ってほしかった。




「周りの先生達も見ないふり・・・涼いつもひとりだったの。でも、この学校に入って先生に逢った。」




先生を見た。



< 324 / 363 >

この作品をシェア

pagetop