俺のワケアリ彼女
またね、だって・・・。
さっきまで触れてたのに、もう触れたい。
愛しい。
本当に何にも変えられないくらい。
「・・・俺・・・かなりやばぃ・・・」
日に日に涼って存在がでかくなる。
頭の中を仕事に切り替えて資料を整理した。
遅く帰るって言ったのに、本当はいつもより早く帰る。
ケーキを片手に持って鍵を鍵穴にさした。
玄関を開ける。
「涼、」
俺が一言言うとリビングから走ってくる涼。
「先生、どうしたの!?遅いんじゃないの??」
口ではそう言っても思いっきり嬉しそうな涼。
「あれ嘘だし」
「嘘・・・・?」