俺のワケアリ彼女



クリームが口についてる。




「おいしい!」




俺が頬杖をつきながら笑うと、涼が顔を真っ赤にした。




・・・・今すぐ抱きしめたい・・・。




そんな欲望をおさえて、俺もケーキを一口食った。




うま・・・・。




コ-ヒ-だけはブラックがいいけど、やっぱり甘いのは美味い。










「先生、ありがとう」




夕飯を食べ終わってソファーでイチャイチャしてたら涼が笑ってそう言った。




ソファーの上に座る俺の膝の上に座ってる涼。




まあ、俺が乗せたんだけど・・・・。




「涼、お誕生日にケーキ食べたの初めてだった」




少し悲しい顔をする涼。




俺は涼を軽く抱きしめて耳元で囁いた。



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