俺のワケアリ彼女
「これから毎年してやるよ」
そうすると涼は俺に抱き着いてきた。
「先生ありがとう。大好き」
大好きね・・・・。
俺、そんな言葉じゃ足りないんだけど。
するとふと転校生裕也が涼にプレゼントをあげていたことを思い出した。
「涼、今日あいつに何貰った?」
「あいつ・・・?」
キョトンと頭を傾げた涼。
俺は転校生裕也を名前で呼びたくない。
「涼の席の後ろの・・・・」
「裕也くんかぁ!」
裕也くんだって・・・・。
何であいつは名前なんだよ!
「何貰った?」
「ちょっと待ってて」
ストンと俺の膝から逃げた涼。