俺のワケアリ彼女
大好きなのは知ってる。
だから・・・・、
「愛してるって言って」
すると涼は顔を赤くしながら口を開いた。
「ぁ、ぁぃ、愛して・・・る・・・」
噛んでるし・・・・。
「俺も愛してる、」
そう言って涼の手の平に箱を置いた。
涼は手の平に乗せられた箱を見た。
「??」
「誕生日プレゼント」
俺がそう言うと涼は目をパチクリさせた。
「先生!わるいよ!ケーキも貰ったのに!」
「まず開けてみ?いらなかったら他の奴にあげるから」
涼は遠慮しながら箱のリボンを解いた。
中にはもうひとつ小さな箱。
パカ・・・っと箱を開いた。