俺のワケアリ彼女

「ちなみに保健室はね、旧校舎にあるからー人が寄り付かないのよ♪」



紅ちゃんが言った瞬間に保健室のドアが開いた。



「涼、いるか？」



先生････。



先生に近づく。



「壱ー？紅様に挨拶は？」



先生に詰め寄る紅ちゃん。



すると先生は嫌々に挨拶をした。



「･･･？」



「それより、壱。涼ちゃんどうするわけ？」



「どうするって･･･」



「家に帰せないとなるとねー」



「･･･」



涼が先生と紅ちゃんに迷惑かけてる。



涼のせい。



「･･･ねぇ、涼ちゃん？あたしと壱･･･どっちのほうが好き？？」



紅ちゃんが聞いてきた。



どっち？



「おぃ、紅。何聞いてんだよ！」



「紅様でしょーが？」



怖い笑顔で言う紅ちゃん。