俺のワケアリ彼女
「はいはい・・・」
俺は涼の手を握りしめた。
「・・・いっちゃぁん・・・」
涼はフニャっと笑って俺を呼んだ。
な・・・・。
俺は顔が赤くなるのを感じた。
腕に巻き付く涼。
「・・・・ちょ・・・涼・・・」
「・・・・んー・・・」
完全に寝ぼけてる・・・・。
ふらふらと歩く涼。
ぶつかる!!!
危なっかしい・・・・。
俺はいつの間にか涼を抱きしめるような体勢になっていた。
すると涼はぎゅぅと俺の首に両腕を回した。
「抱っこ・・・・」
離れない涼に俺は渋々抱っこした。
涼はまた寝はじめるし・・・。