キミとのこと
勉強しに来てるんだし、とキモチを閉じ込める。


静かな自習室で隣同士で座る。

教え合おう、なんて言っても、ここからは独りの世界。

肩を並べるだけでがんばろうと思えた。


突然、肩に手を置かれ、体が跳ねた。


ヒソヒソ声で、
「ごめん、驚かせちゃった?飯、行かないかなって。」


ケータイを見ると、1時を回ってた。
あわてて頷く。


近くのファーストフード店で休憩することにした。
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