キミとのこと
修学旅行から戻ってから、アミちゃんは、ジュンくんに話し掛けるようになった。


時々ジュンくんの友達のカワシマくんがいなくても、2人で楽しそうに話してるのも見かけた。


あたしは見るのが辛かったけど、誰にも気持ちを気付かれないように、平気なフリをしていた。


寒い冬のある日。


朝の電車にアミちゃんの手を握ったキミが乗ってきた。
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