短くても


君との別れは突然現れた。


あの日、走っていく背中を追って
僕が走っていったとき
君は突然振り向いて「あぶない」と
叫んだんだ。
一緒何の事だか解らず、僕はまた君が
ただふざけているだけだと思った。



     違ったんだね_。



次の瞬間、僕の体は宙を舞っていた。
視界には空。そして激しい衝撃を体全体に受けながら
君の長い長い悲鳴を聞いていた。




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