禁断の恋。~教師×生徒~
「・・・遅いっ!」

絢奈の説教が始まった。


「ごめんってー!いいじゃん♪いちごオレおごってやったんだからっ♪」


あたしは、はぐらかすように言い訳をした。


「ったくっ!」


満足いかないようだけど、納得してくれた。


「なつきの席で食べよっ♪」

「いーよー。」

あたしの席は廊下側の一番後ろの席。


あたし的には、後ろの席って時点でベストポジション。




早速、袋からパンを取り出し頬張りながら


風通しをよくするため廊下側の窓を開けた。


と…同時に奴を見つけてしまった。


廊下で、女子生徒に囲まれる本浦。


「おーっ!絶景っ。本浦先生じゃーん!」
絢奈は目を輝かせる。


あたしも、いつのまにか釘づけになっていた。
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