禁断の恋。~教師×生徒~
「あ…やな…。ごめん。あたし…絢奈の気持ち…考えてなかった…。絢奈ばっか負担かけさせて…ほんとごめん。」



絢奈はあたしの顔を見て笑った。



「ぷっ…何よ。そんな泣きそうな顔して。南月、辛い事はあたしにも分けてよ。嬉しい事も分けてよ。全部一人で考え込むなんてやめて…あたしと喜びあおうよ。悲しみあおうよ。


あたしは、南月に分けてるよ。悲しみも喜びも。

南月を…信用してるから。」



絢奈が突然、泣きそうな顔になるからあたしも泣きそうになる。



「絢奈…あたし…絢奈を信用してないわけじゃ…」



「分かってる。。分かってるよ。


あたしに心配掛けたくなかったんでしょ?

それが全部一人で考え込んでるっつってんの!!!」


絢奈は大きな声を出したと同時に大粒の綺麗な透明の涙が、砂浜に落ちた。




「…やな…あやな…。ごめん!!」


あたしは絢奈に抱きついた。



絢奈もあたしの腰に手を回してお互い泣きあった。




絢奈。



分け合うって…こうゆう事なんだね。



友達って…あたしたちなんだね。
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