禁断の恋。~教師×生徒~
振り向くと少し不貞腐れた蓮の姿。



「…蓮?」



「喋りすぎ。……本浦も…他の教師待ってんじゃねえの。」



先生はその言葉を聞きあたしに笑顔を向けて



「じゃぁな。危険な事、絶対すんなよ。」



そう言ってあたし達に背中を向け他の先生たちのいる所へ去っていった。



竹井先生の…いるところへ…。




「…どしたの…蓮。」



「…お前…鈍感!!」



蓮は頭をくしゃっとしてあたしの隣に座り込む。



「まだ気付いてないわけ?」



………何に?



蓮があたしを好きな事に…?



それならもう…電話で聞いちゃったよ。




「俺さ………お前のことっ」




「ジュッ!!!ジュース!!…」



蓮はきょとんとした顔であたしの顔をみた。


「あ…たし…ジュース買ってくるね。」
< 114 / 231 >

この作品をシェア

pagetop