禁断の恋。~教師×生徒~
あたしは逃げるようにその場を去った。




近くに自動販売機があったけど、なるべく遠くの自動販売機を探しに行った。




すぐに追いつかれたら嫌だし……何より会わす顔がなくて。




逃げたって気付いちゃってるかな。




でも…あれは告白かもしれないし…そうじゃなくても自分が勘違いしてたって思うと恥ずかしいし……聞きたくなかった。



あたしは少し離れた所の自動販売機を見つけて目の前でしゃがみこんだ。




まだ頭の中で整理できてなくて……立ってる余裕も無い。



もう……あんなの蓮に失礼すぎる……。




後で謝った方がいいのかな……でもそれこそ失礼な気もするけど…。




こんな時に頭の中で助けを求めるのは……先生。




いつも先生に助けられてきたから…もう自分で解決できなくなっちゃったじゃん。




家族の事も遅刻も今までの事いっぱい…。




全部先生が助けて来てくれたからおさまった事なのに。




今回は……もう…どうしようもなくなっちゃった。
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