禁断の恋。~教師×生徒~
「…決まってんじゃん。竹井先生…本浦先生の事…好きじゃん。来たら…ショックうけるよ?先生嫌われちゃうよ?学校流されっ…」



「関係ねぇよ…。お前が気にする事じゃないだろ。」



先生があたしの言葉をさえぎるように言った。




「…もう…知らないんだから…。」



先生に勝てない…否定できない…自分が悔しい。



先生の突き放すように聞こえる言葉。




だけどどこか優しさを感じる言葉。




「……お前、自分で背負い込みすぎなんじゃねぇのか。話せる事だけでいいから…言ってみ?」



先生があたしの体を少し離して目を合わせる。



話せる事?…そんなのないよ。



告白されかけましたって?



先生に助けを求めてましたって?



だから泣いてましたって?



無理だよ…。話す事なんて…。



「……背負いこんでなんかないよ…。あたし…我慢嫌いなタイプだし。ちょっと自販機の影で休もうとしてたら…先生が…きた…だけ…。」



最初は笑って話してたけど、最後の方になると先生の真剣な眼差しに負けて、申し訳なくなって…嘘はやめた。
< 120 / 231 >

この作品をシェア

pagetop