禁断の恋。~教師×生徒~
自分でも言ってる事があまり分からなかった。



でも…俺が駒野を想い始めてたのはたしかで…



つい最近…やっとこの気持ちに気付いた。




いや…確信したのは今日なのかもしれない。



駒野が他の男といることで胸に痛みを感じたし、駒野が逃げるように走ったのを黙って見てられなかったし、あんな顔した駒野を抱きしめずにいられなかった。





こんな気持ちになったのはこれが初めてで…自分でもものすごくびっくりしてる。




だめなのも分かってる。




一人の生徒にこんな感情抱いて…だめなのは分かってる。




でも駒野を前にすると理性がおさまりそうでおさまってくれない。




駒野が腕の中で泣いてるのが分かる。




「悪いな…泣かせて。」




「…泣いて…なんか…ないし。」




「……可愛くね‐奴。」
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